菊地絵理香プロが、久しぶりの優勝、4勝目をあげたのは、6月27日のアース・モンダミンカップ。
初日から首位をゆずらない、圧勝でした。
が、テレビ放送はありませんでした。
正確に言うと、地上波、みんなが無料で見られるテレビ放送では放送されませんでした。
放送されたのは、U-NEXTという有料の放送です。
いや、すべての試合を無料で見られる地デジで放送せよ、と主張はしません。いろいろな制約があるでしょう。
わたしが言いたいのは、今回の「放送無し」をきっかけに思い出した、テレビ放送のいくつかの疑問です。
特定のゴルファーだけが順位や映像の紹介
わたしの記憶の範囲の話です。
男子ゴルフ、AONの活躍の時代。
AONとは、
- A:青木功
- O:尾崎将司(ジャンボ尾崎)
- N:中嶋常幸
この3人のゴルファーのことです。
スポーツニュースで男子ゴルフのことが報じられる場合、順位が上の方(1〜3位程度)の選手に加え、必ずこれらの3人の選手の順位も紹介されていました。
今でも、男子ゴルフ、女子ゴルフ両方で同じ傾向があります。
男子だと石川遼、女子だと渋野日向子、原英莉花あたりでしょうか。
人気者を紹介する、という観点では否定はしませんが、全員にとっての人気者ではないので、どうしても偏っている感は否めません。
野球でも読売ジャイアンツ(巨人)は人気者として扱いたいんですよね。
スポーツニュースで、巨人が勝った日は「みなさん良かったですね、巨人が勝ちましたよ」だし、負けた日は「残念、巨人が負けました」と報じます。
そこまで極端じゃないでしょ?
と思う方、いらっしゃるでしょう。
昔に比べたら確かにそうです。
それでも、まだ残ってます。
余談ですが、こういう話をすると、決まって巨人ファンが「それって、巨人が好きな証拠」などと満足気に話をします(私の周りの連中の話ですが)。
ゴルフ番組の特徴
ゴルフならではのテレビ放送の特徴として、最終組のみしか放送しないというのがあります。
最終組は前日までのスコアがトップの選手となるケースがほとんどなので、
最終組を放送すること ≒ 優勝争いを放送すること
でありまして、しょうがない部分はあります。
それでも、番組が単調でしょうがない。
最終組以外にも、めちゃくちゃいいスコアを出して追い上げている選手だとか、コスチュームが素敵な女子プロだとか、いろいろやり方はあると思うし、優勝争いだけを観たいわけではないと思うんだけどなぁ。
【追記】2022/01/01
今年、2022年からJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)のメディア戦略で、放送の様子が変わってくるかもしれません。
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